2014/05/14

辞書よりもコーパスを活用させたい

説明文の学習と平行して「言葉の小劇場」という課題に取り組んでいる。これは説明文で登場した言葉を使って文章を創作するという学習。これがやらせてみるとなかなか難しい。言葉は辞書で調べたくらいでは使えるようにはならない。
たとえば今日の課題は「自明」であった。
これを、次のような文章を作ってくる。
「……僕が間抜けだということは、現在の状況から見て自明していた。………}(抜粋)
「自明していた」という言い方は普通しない。
しかし自明という言葉を調べてもわからない。自明という言葉をどのように使うかを説明するのは難しい。
そこで登場するのがコーパスだ。
最近は日本語のコーパスも様々なものが登場している。
コーパスは、言葉を入力すれば、前後の文脈とともにどのような文脈でその言葉が使われているかを知ることができる。言葉はある程度のパターンや言い回しで使われることが多いものだ。それの言葉遣いの癖のようなものを知ることができる。
英語学習ではすっかりおなじみとなったコーパスだが、国語教育、とくに語彙指導でどんどん使われてもいいはずだ。

コーパスのサイトはこちら→ http://www.kotonoha.gr.jp/shonagon/search_form