2015/01/17

いわゆる「楽勝単位」のことなど

社会人大学院生と現役大学院生との最大の違いは、授業に対する意識だろう。
そりゃあ私だって大学生時代は、テストされ受ければ単位が来る授業とかあってうはうはしてたのは否定しない。でも、社会人になってわざわざ夜間大学院に行くくらいの物好きだから、少しでも価値のある時間を送りたいと思っていた。
楽勝かどうかよりも、役に立つかどうかという基準で授業を選んでいた。退勤後の一時間半は喉から手が出るほど貴重な時間だからだ。
だから、学生と共犯で休講ばかりするセンセイには内心金返せと思っていたし、くだらない雑談で時間を潰す授業には耐えられなかった。
(幸いにして、そういう授業はほとんどなかった。むしろ、単位はいらないからもう一年授業を受けたいと押しかけた講義さえあったくらいだ)
もう大学院に入り直すことはできないし、長研生やサバティカルでどっぷりと好きな勉強する機会は人生ではないだろう。
しかし、ジジイ臭いが、これから大学や大学院で勉強しようという人は、限られた時間を有効に活用して欲しいと思っている。