2013/06/13

テストの採点がびっくりするくらい高速化する「顔スキャン法」と、得点計算を高速化する「数列法」。

1、テストの採点が高速化する「顔スキャン法」

テストの採点を効果的、能率的に採点をする方法を考えた。

名付けて「顔スキャン法」である。
「顔スキャン法」の正しい採点用紙(ダミー)のさばきかた
採点がもたつく一番の原因は何か? 視線の移動である。
視線を、模範解答←→解答用紙と往復している時間が、一番もたつくのだ。
次に時間がかかるのは、ページめくりである。
ページを高速にめくれれば、一気に採点は早くなる。
さらにいうと、一人一人、一枚一枚めくりながら採点していると、つい飽きてきてしまい、気が散ってしまい作業が中断するのも私の悪い癖だった。

それらの原因を解決するために開発したのが「顔スキャン法」である。
(3クラス、100人以上の中・大規模校向け)

顔スキャン法とは、

1、答案をクリップなどでまとめる。(私は全クラスいっぺんに採点している)
2、最後の人の答案から※
3、一行ぶんの解答欄を
4、スキャナーのようにその欄のみ見て、採点していく。
という方法である。
(※めくりやすければ最初からでも最後からでもどちらでも良い)

ポイントは、模範解答をいちいち見なくても暗記して採点できるくらいの狭い範囲に限定して一気に採点することだ。
同じ設問を続けて採点していれば、解答なんてすぐに覚えてしまう。
模範解答はすぐ脇に置いておくと、さらに視点の移動が少なくてすむ。

この方法のメリットは、同じ設問を一気に見るので解答基準にぶれが出にくいことと、誤答の傾向をその場で確認することができることだ。
採点をしながら気づいたことはどんどんメモしておき、あとで生徒に誤答の傾向も併せて解説をしている。

今までいろんな方法を試してみたけど、なんだかんだ言ってこれが一番効率的みたい。
って、同僚は知らなかったみたいだけど、この方法やっている人いるよね。知る人ぞ知る方法?

2、得点計算を高速化する「数列法」
テストの得点計算も苦手分野の一つだ。
情けない話だが、暗算に時間がかかってしまう。
急いで採点していると、2点問題を3点で計算してしまったりと、うっかりミスしてしまうことも多い。
そんな私のためにあみだした方法が「数列法」である。
「数列法」 解答欄(ダミー)の左下に注目!

数列法とは、あらかじめ得点のパターンを印刷しておくというごくシンプルな方法だ。
たとえば左の大問の解答用紙。3つ間違えているので、3つチェックをつければ自動的に15点というのがわかる。(この大問はすべて3点の問題です)
右の方の大問は、3点問題が1つ不正解で18点、5点問題が正解で丸がついている。
このような「数列」のかたちで小計をつけておくのだ。

3、エクセルに小計を入力する
採点をし、大問ごとの小計を答案に記入したら、あとはエクセルの表に小計ごとに入力していく。
合計点は自動的にエクセルで計算してくれるから電卓なんか使わない。
こうすれば、平均点を出したり、観点別にデータを利用することなんかもすぐにできる。

ひょっとしたらもっといい方法があるかもしれないけど、現時点ではこれがまあまあいい方法かなあと思っている。
ものぐさで、おっちょこちょいで、計算も苦手な私だが、効率的、効果的に採点をする方法を常に模索している。


ちなみに、採点はプラチナソフトペン!柔らかくて書きやすい。
これ知らない学校の先生、モグリですよ~