2013/06/09

実践的研究者、もしくは研究的実践者の落とし穴

自らの戒めとして。
実践的研究者、もしくは研究的実践者の落とし穴

1、先行研究を押さえずに、もしくはその影響を自覚せずに、独自性のある提案だと思い込んでしまう。先行研究へのリスペクトを忘れてしまう。
(いい授業といい研究は違う。いい授業をつくるためには、誰の、どんな手法をまねしてもいいけど,研究ではそれは許されない)

2、目の前の生徒に対して客観的な評価ができにくく、検証が甘くなる。
(そもそも「失敗した」教育研究ってどれくらいあるの? どうすれば「失敗」かが評価できない限り、どんな研究でも「成功」になる)

3、「自分だけの」「この学校だけの」実践を、安易に一般化して「どこでもできる」「だれでもできる」と絶対化してしまう。
(自分にとって一番いい方法が、他の人にとって一番いい方法とは限らない。けれども自分の成功体験を語るときに、えてしてそういう謙虚さを見失いがちだ)