2015/03/07

人前に出て発表する力

昨日の行事であらためて感じたのは、「人前に出て発表すること」(ここでの「発表」とはプレゼンやパフォーマンスなどのこと)に対する抵抗感はここ10・20年(自分の学生時代も入れて)でかなり減ってきているのではということ。もちろん、今の学校だけでなく、様々な学校を見てきて感じることだ。
いろいろな学校で、授業や行事などで子どもたちが発表する姿をみてきたが、人前で物怖じしないで表現できる子の割合が増えてきていると実感する。自分の小学生時代だったら恥ずかしがったりもじもじしてしまっていたと思うけど、10年、20年のスパンで考えると、人前で発表したり、歌ったり踊ったりができる子どもが増えているのではないか。
そういう意味で、話す聞く教育の成果(もちろん、国語だけでなく、総合や他教科などの取り組みが大きいだろうが)の一端が表れていると言っていいと思う。
「学力低下」とか大きすぎる言葉でいう前に、こうした一つ一つの姿の変化、変容を捉え、そこから何を課題として取り組んでいくべきかを考えていかなければと思った次第である。