2015/08/20

Appleミュージックはアリか?〜クラシックの場合〜

Appleミュージックとは、毎月千円足らずの定額で、あらゆる音源が聴き放題になるサービスである。
このサービス、三ヶ月間はお試し期間で無料で利用できるので早速登録してみた。その一ヶ月間の感想である。

で、結論。これはやめられない。
とくに、以下のようなクラシック好きの聴き手にとっては魅力的なサービスとなることだろう。とくにクラシックファンに向けてレビューを書いてみる。

1、聴き比べが好き
クラシックの醍醐味は何と言っても聴き比べだろう。同じ作品を、他の指揮者は、他のオーケストラは、ソリストはどのように演奏するのか、その微妙な解釈の違いを楽しむのが王道だ。
そんな聴き方をする人はAppleミュージックはうってつけだ、なんといっても、一つの作品を検索すると、古今東西、名盤からマイナー盤までズラッと並んだラインナップの中から選ぶことができるのだ。私の好きな「マタイ受難曲」を検索したら、何十タイトルもの中から選んで聴くことができたのには感動した。単なる摘み食い的なチェックのためだとしても月千円の元はすぐに取れてしまうだろう。(もちろん、YouTubeのようなストリーミングで聴くだけでなく、iPhoneやiPadなどの端末にもダウンロードし、保存することができる)

2、マイナー作品も聴いてみたい
マタイ受難曲のような有名な作品だけでなく、聴いたこともないような作品にも触れることができる。かなりマイナー作品をカバーしている。私は、CDを買うにはやや勇気がいる現代作品や、普段はあまり聴かないオペラ、ジャズなどの他ジャンルにも気軽にチャレンジしてみようという気になった。
このAppleミュージックのおかげで、もうすでに何人ものお気に入りのミュージシャンを見つけてしまった。

3、CDの管理が不要!
音楽好きなら、ウン10年も聴き続けていたらきっと部屋中がCDの山だろう。聴いているうちに、傷をつけてしまっったり、どこかに無くしてしまったりして管理が面倒だと感じている人もいるかもしれない。そんなものぐさな人にこそAppleミュージックはオススメだ。CDやレコードのような高音質は期待できないが、それさえ気にしなければ、溢れかえるCDの山からすぐに解放される。聴きたいときに、聴きたい作品をすぐに聴くことができる。これはかなり心地いい体験なのだ。騒がしい通勤電車内で音楽を楽しむような人にとっては、まさにうってつけのサービスだろう。

どうですか? なかなかいいでしょう? 是非一度お試しを。