2015/08/03

学問は、限度の発見だ。

できた。多分できた。
夏の自由研究「中学生はどのように質問で引き出しあっているか」のレポートが。
自分としてはなかなかの満足した出来になったと思う。
というのは、実践を通して「できたこと」と「できなかったこと」、「良いところ」と「悪いところ」について、突き詰めて書くことができたと思っているからだ。
どんな実践、方法、思想だって、手放しで「いい」とか「悪い」と断じることはできない。どこまではよくて、どこに課題があるのかを明らかにすることこそ「研究」の名に値するのではないか。(だから、ある「実践」なり「方法」「思想」を手放しで賞賛しあう研究団体みたいなものこそ、最も「研究」の本質から遠い集団なのかもしれない)
「学問とは、限度の発見だ。」
とは、わたしが惚れている坂口安吾の言葉だ。(「不良少年とキリスト」の中の一節)
更にその先には「私は、そのために戦う。」とも。
「戦う」というほどの悲壮な覚悟は、まだ私には持ち合わせていないけれども、今後もじりじりと「限度の発見」をしていきたいと思う。
(きっと夏の大会で発表したら、いっぱい「限度」が見つかるのだろうけどなあ…‥)