2013/01/27

メモ:ワープロによる文章作成の授業アイディア

池田修先生が以前、次のような問題提起をしていた。
大人になったらワープロで文章を書くのが当たり前なのに、それをどこも指導していない。と。

確かに、作文教育でワープロを活用した学習なんてあまり聞いたことがない。
高校の情報科の先生にも聞いてみたら、ゼロから文章を書くというよりは、通知文のリライトするような学習はあるにはあるという。

そこで、もし中学校でワープロを使った作文の学習をするとしたら、という仮定でどんなことができそうか考えてみた。
この発想を膨らませてそのうち授業するかもしれない。

レベル1 ワープロ視写
いわゆるタイピングの学習。すばやく正確にタイピングする技術を習得する。

レベル2 ワープロ聴写
耳で聞いた言葉をその場でワープロで打つ。レベル1よりはすこしハードルが上がる。

レベル3 講演を聴きながら、ワープロで要点をメモする。
講演(スピーチでもよし)ある程度の中身とボリュームのある話を聞きながら、要点をメモする。要約能力が要求される。

レベル4 ワープロ構造化
簡単な説明文を読み、そのキーセンテンスを構造化してワープロに打ち込み、他の人に説明する。
(アウトラインプロセッサで分解していく)

そのほか、次のようなエクササイズを適宜取り入れる。
・ワープロブレインストーミング
あるテーマに沿って思いついたことを次々と箇条書きにして書き出す。
書き出したあとで、分類したり構造化する。

・アウトラインプロセッサを使った文章作成
・ワープロの編集機能をつかってリライト作文。「縮約」

・ワープロ板書
いろいろな人の発言を聴きながら「板書」のようにワープロ上にメモしていく。

・ツイッター要約記録
講演を聴きながら、ツイッターサイズの単文で要約メモを取る。他の人とできばえを比較する。

こういう授業、どっかでやられていないんだろうか??