2014/12/12

共感しすぎると話し合いの言葉のやりとりは少なくなる

あるテーマでの話し合い。グループのメンバーので考えがだいたいそろい、協調、共感が進んでいく。そうなると、言葉のやりとりがほとんど少なくなってくる。
たとえば、その会話の様子を文字起こししたとすると、ほとんど意味不明の状態になる。
「これはこっち?」「そうだね、それ」「これは」「うん」などなど。
お互いの考えが一致し、お互いの脳みそを使いあっているレベルの状態になってくると、こういう感じの言葉のやりとりになってくる。これが、ワールドカフェ のように途中でメンバーをシャッフルしたり、ディベート的に違った立場に立たせたら、全く異なったコミュニケーションになってくるはずだ。
話し合いのグループに異質性や他者性がないと、言葉を尽くして説明しようという話し合いには、なかなかならない。というか、言葉を交わす必要性を感じないのだろう。そしてそれが悪いということにはならないということだ。