2014/12/27

歴史はマニアが作る?

「教育と情報の歴史研究会inお茶中」に参加。
日本のICT教育を黎明期からリードしてきた、濃ゆい皆様との研究会&懇親会だった。
マニアックすぎて20%くらいしか理解できなかったが、それを感じさせないオープンな雰囲気で楽しめた。
少なくともこれだけは学ぶことができた。
一、歴史を作るのは、それに時間とお金をいとわずつぎ込めるマニアの存在であること。
二、そのマニアをつなぐ「仕掛け人」や、ハブとなるプラットフォームが生成され、異業種、多様なメンバーによるネットワークが広がっているということ。(雑誌、メーリングリスト、イベントなど)
三 100校プロジェクトのような官製の取り組みであっても、ボトムアップ式に衆知を集めるシステムであれば有効に機能するということ。
四 正しいことよりも、新しいこと、そして、より面白いことに価値を置くほうが、結果的によいパフォーマンスをあげられるということ。
五 最後に、ICTをめぐる問題は20年来ほとんど変わっていないということ。学びとツールの問題、授業観の問題、セキュリティの問題等。しかし、かつてはICTに関わる全てを1人が担っていたが、現在では分業化が進み、システムの全体像や構造を俯瞰できる存在が少なくなってきているということ。