2013/11/19

授業評価の指標としての身体感覚

授業評価の指標としての身体感覚
よく、時間が経つのを忘れるほど没頭したとか、あっという間に授業が終わったような気になる時がある。
反対に、なかなか時間が過ぎずに、何度も教室の時計をチラチラ、という授業もある。
どちらの方が、より学習効果が高いのだろうか?
一般的に、没頭してあっという間に授業が終わった方が意欲的に取り組めているから学習効果が高いとは言えそうだ、
しかし、それは逆に、ぼーっとして、思考していなかっただけとも言えなくもない。
学習者の身体感覚は、学習状況とどのような相関が見られるのだろうか?
時間があっという間にたつのがいいのか、それともその逆か?

仮説
実際の授業時間と、期待する授業時間のギャップが、授業時間感覚を形成するのではないか?

例えば、授業があまりにもつまらないので5分で即刻やめてほしいと願う。
しかし授業時間は50分だ。
このとき、授業時間感覚は10倍の遅さで進行するように感じられる。

反対に、授業が楽しいので100分間授業を受けたいと期待する。
しかし実際の授業時間は50分だ。
このとき、授業時間間隔は2倍の速さで進行するように感じられる。
なんか、もっともらしい法則が生まれちゃったぞ!

そこで、授業の評価を、学習者の身体感覚で測るのだ。
今日の授業は何分ぐらいに感じた?と。
生徒にとって、3時間くらいに感じたとすれば、苦行のような授業だったということがわかる。
10分くらいであっという間に終わっちゃった、と感じさせれば、相当生徒を熱中させたということがわかる。

校内研修の研究主題が「あっという間に終わっちゃったと感じられる授業を作る」なんてテーマだったら楽しいのになあ。