2013/12/12

授業の編成は、「こと」から「かた」へ、そして「力」へ。

授業の編成は、「こと」から「かた」へ、そして「力」へ。

学習内容は「こと」と「かた」と「力」で作られる。
「こと」とは、学習活動。
小説を読むこと、
作文を書くこと、
自己紹介をすること、などなど。

その「こと」を学習するためには「かた」の要素を含む必要がある。
小説の読み「かた」
作文の書き「かた」
自己紹介のし「かた」などのように。
※実際には、上記の活動の中に、無数の「かた」が含まれ、要素やレベルに分節化することができるだろう。
「かた」は方(方略)であったり型(手続き的な知識)であったりするかもしれない。

さらには「かた」を教えることを通して「力」として結びつける必要がある。
小説を読む力、
作文を書く力
自己紹介をする力、のように。
※実際には、こんなざっくりとした言い方ではなく、その活動特有の、その方法固有の力というものまで突き止めることができるはずだ。
さらには、ここで育てるべき力とは、技術・技能だけでなく、姿勢であり、態度や習慣も含む幅をもつものである。

「こと」を通して「かた」を教え、そして「力」を育てる。
「こと」だけではダメだし、「かた」だけでは力が付かない。
「こと」と「かた」の両方を押さえつつ、「力」を定置することが必要だ。