2013/12/05

「サンタの正体」

クラスでは帰りの会のときに毎回5分程度短作文を書いている。
ちなみに師走に入った今日のテーマは「サンタの正体」だった。
その作文のいくつかを紹介したい。

◆「私は毎年、サンタが来る前の日の夜は、窓のところで手を合わせて『きちんと届きますように』と願っていました。
でもある年、サンタに手紙を書いたら返事の手紙の最後の文に「サンタ、ママ、パパより」と書いてありました。ショック……」

◆「サンタクロースの正体はかなり前から知っていた気がします。私の家では空を見ながら手を組んで、ほしいものをいうとサンタさんに伝わるといわれていましたが、3・4歳あたりで『あっこれうそだな」と思っていたのを覚えています、

◆「サンタの正体は、去年母に父だと教えられました。それまでは信じるようにしていたけれど、ついに教えられたので少しショックでした。今年もクリスマスプレゼントはもらえるけど、少し悲しいです。」

◆「僕は町内会に入っていて、低学年ぐらいまではクリスマス近くになると、必ず町内会長が家に訪ねてきていました。だからきっと町内会長さんがサンタに扮してプレゼントをくれているんだろうなと勝手に想像していました。それを、プレゼントもらえなくなってきた5年生のころ、母に言ってみたところ大爆笑されました。高校生まで夢を持たせてくれた親に感謝です。

◆「いよいよクリスマスが近づいてきました。クリスマスの夜には、一人ひとりいろいろな思いがあると思います。たとえば夜に来るプレゼントをずっと待っていたが眠くなって寝てしまったとか、いろいろ……。
でも大人のサンタさんには、一年で(たぶん)一番大きなウソをつく日だと思います。子どもはサンタさんのふりをして、大人同士になると……子どもが喜んでくれるので……ですよね。」

◆「ある年のクリスマスのこと。
私の弟にオレンジ色のリュックがサンタさんから届きました。
それから何日かたった日曜日。家族で買い物へ出かけました。
バックの店の前を通ったとき、ふと、父が「あの色も良かったなあ」と言いました。
しかし、弟の背負っていたオレンジ色のリュックをポン、とたたくと「やっぱりこっちだよな」といい、母もうなずきました……。」

◆「サンタとは……ある人いいわく『サンタとは、人が人を幸せにする心であり、実在しなくとも人がプレゼントをしたときにその人はサンタになる』という。」

◆「さんたさんへ……今年もいい子にしていたのでぷれぜんとをください。」と書いてある手紙が、テレビ台の引き出しから発見された。それを見つけたのは小学校一年生くらいの時でした。
でもやっぱりなんか欲しいので、今でも信じているフリをしています。