2014/01/02

「集合知」を生かすための作法

教師は、あるレベルまでは何でも屋である必要があるけど、それ以上のものは、他の人の力をうまく借りて任せることが必要だと思う。職場でも、職場以外のつながりでも。
教育相談だったらあの人、特別支援ならあの人、ITCならあの人、特別活動だったらあの人、国語で言えば、文学なら、話す聞くなら、読書指導なら……というように。
それぞれの領域で前を向いて走る仲間を見つける。争ったり張り合うのではなく、力を借りる。そのためにも、「こっちは得意じゃないからあなたに任せたよ!」という部分と、ある面では、自分が意識的に、専門となるもの、得意なものを探して身につけていくこと重要なのではないかなあ。それが、「集合知」というものの生かし方だと思う。
今後ますますその傾向は加速していくのではないか。
で、必要なのは、そういう「これが得意ですよ」「これが好きですよ」という看板を、意識的に持って掲げるということなのだ。それを私は、「相手意識」に対抗して「自己意識」と勝手に呼んでいる。匿名性の高い,顔の見えにくいコミュニケーションであればあるほど、そういう「自己意識」を打ち出していくことは必要な作法だと思う。
いや、教師だけでないか?