2014/02/08

タブレットもいいけど、エデュテイメント教材などのソフトが大事でしょ。

日本では反転授業とかタブレット端末とかの議論は活発だが、「ミミ号の冒険」のような愉しいソフトとかコンテンツの開発はいまいちだ。

「ミミ号の航海」とは、メディア教材の古典的なものとして大学院で紹介されたもの。



子どもが航海に参加する冒険ドラマ「ミミ号の冒険」を教室で見ながら、ドラマ中で毎回必ず出される課題(実験みたいなもの)に取り組む学習。
学習者が、冒険に一緒に参加している気分になって学習に参加できる。
実験キットなども映像とセットで販売しているのがアメリカらしい。
エデュテイメント教材。日本の学校教育もこういう柔軟性がほしい。

「エデュテイメント(教育×エンターテインメント)」として、マンガやアニメで物理を教えたり、ドラマで社会を教えたら楽しめるのに。ゲームだって日本のお家芸でしょ。
やはり、教科書とか学習指導要領の制約が強いからなのだろうか、それと、頭の硬い大人たちの、サブカルチャーに対する抵抗感があるかもしれない。

あと、メディア教育的に言うと、日本の学校教育では「講義」か「実習(直接経験)」かという二者択一しかないという点も問題だそうだ。
それの中間項として、間接体験というのもある。たとえば、映像でシュミレーションや仮想体験をしたり、動作化するなど体を動かして学ぶような要素がほとんどないもの問題だそうだ。
(たとえば、欧米だと、元素になって教室を動き回ってごらーん、というような「動作化」で学ぶという手法もよく行われるという)