2014/03/02

虚構との関わり方~人はなぜ「ものまね」に笑ってしまうか?~

人はなぜ「ものまね」とか「そっくり」なもの、フェイクに興味を持つのだろうか?
モノマネがなぜ笑いを生むのだろう?
完全な別物、オリジナルでは笑いは生まれない、そっくりに似せてある作り物を目の当たりにしたとき、そのギャップ、信じたくても信じられない、認知的不協和に耐えられなくなって笑ってしまうのだろう。
しかし、その「そっくり」も度を越せば不気味になる。「不気味の谷」はその認知的不協和の限界を示しているのだろう。

不気味の谷とは? 以下「デジタル大辞泉」より引用
ぶきみ‐の‐たに 【不気味の谷】
人型ロボットなどの様態があまりにも人間に近いときに、見る者に違和感や嫌悪感を抱かせるとされる現象。
◆ロボットの他、CG映像などについても用いられる。単純な機械に対しては抱かれない親近感が、人を模した単純なロボットなどに対しては高まるが、人に似すぎると違和感の方が勝るようになるというもの。さらに人と見分けがつかないほど似せることができれば、再び親近感が勝るという仮説に基づき、親近度のグラフにV字の谷が現れることからいう。