2015/02/13

「見つけられるけど探せない」

今日は学校司書Nさんとお隣の小学校の図書室へ訪問をしてきた。
そこで、色々と興味深いことを伺った。たとえば、最近の子は「見つけられるけど探せない」というのだ。
最近の小学生は、図書室に行っても本棚から本を探し出すことができない。調べ学習などで本を探すときに、まず本棚にいって探しだすのではなくて、真っ先に検索機に行って蔵書検索をする。そして検索機が指定されたところへ一直線に向かって本を見つけ出す。
「子どもって、どんなところにお菓子を隠しても見つけ出すでしょ、でも、マヨネーズを持ってきてって頼むと、冷蔵庫から探し出せない。それと同じなんですよ。見つけられるけど、探せない。冷蔵庫の隣の棚を見てみようとか、別の棚を探そうとか、そういう発想にならないんですよ」
これは、ある意味巧みな情報リテラシーなんだろう。しかし、これは小学生に限らず、Google検索時代の情報リテラシー全般に通じる落とし穴のような気がした。