2015/02/21

電子書籍の意外な効用

定期テストに読書課題を出した。
宮澤賢治の作品『注文の多い料理店』『セロ弾きのゴーシュ』『風の又三郎』そして『銀貨鉄道の夜』を読んでおく課題を事前にだし、そこから出題するという形式。(この課題は長期休業中に課しておいたもの)
それで今、あらためて賢治の作品を読み返している。読んでいるのはi文庫HDというアプリ。
この手のツールはあまり活用していないんだけど、使ってみて感じる効用がいくつかある。
その一つは、「終わりがいつか分からない」という点だ。
紙の本だったら、本の厚みで「もうすぐ終わりだな」というのが分かってくる。しかし電子書籍だとそれが分からないので、どこまでこの話が続くかどきどきしながら読み進めることができる。
もう一つ、「読み上げ機能」を使った読書。i文庫では音声で読み上げる機能がついている。そこで、この「読み上げ機能」をつかって、読み上げる機械の音声を聞きながら読み進めている。(授業で教師の範読を聴いているのと同じ?) 
多少読み間違いはあるが、慣れてくるとかなり速いペースで読むことができる。飽きっぽい私には、集中して速読できる機能として活用している。