2013/05/20

プライドと自信


自己形成にとってプライドや自信は結構大きな影響を及ぼすものだと思う。
プライドが高すぎるあまりに、肝心なところで力を出し切れなかったり、チャンスを逃してしまうことがよくある。
「根拠のない自信」があることで、毎日をのびのびと生活し、素直に成長する人もいる。

どちらも、自己に向けられた意識だろうけど、このプライドと自信は別のものだ。
プライドが高くても(高いから)自信がない人がある。
自信があるからといって、プライドが低いというわけではない。
しかし、両者がうまくかみ合うと実力を発揮させることができると思う。
両者をうまくかみ合わせる方程式が何処かにあるような予感がするのだ。


プライドも自信も、どちらも成長にとって欠かすことのできないものであると感じる。
このプライドと自信との関係を、どのように理解すればいいのだろうか?
たとえば、次のようなメタファーだったら関係を捉えられるだろうか?
【車モデル】……プライドは「ギア」、自信は「アクセル」
ギアがきつすぎると、アクセルを踏み込んでも空ぶかししてしまう。ギアを身の丈に合わせて段階的に上げていき、かみ合わせることが重要。

【樹木モデル】……プライドは「枝」、自信は「根っこ」
根っこが豊かに張られている状態でこそ、思う存分枝を伸ばすこどができる。自身(根っこ)がみなぎっている場合であれば、枝も伸びていく。根っこが張っていないことには枝が張っていても不安定になってしまう。

プライドは未来に根ざし、自信は過去に根拠を持つもののような気がする。
プライドは「私はこうあるべきだ、こうするべきだ」という未来形で語られる。
自信は「こうしてきたから大丈夫」という過去に根拠を置くものである。
以上、全くの素人談義、私感です。


追伸

ちなみに、心理学の用語に直せば、
プライドは自尊感情(self-esteem)、自信は自己効力感(self-efficacy)、に近いということです。

以下、wiki情報ですが、
自尊心(じそんしん self-esteem)とは、自己に対して一般化された肯定的な態度


自尊心=成功(success)/願望(pretensions)
プライド(≒自尊心)は、願望と成功の関数という説があるそうです。

自己効力感 (じここうりょくかん)(self-efficacy) とは、外界の事柄に対し、自分が何らかの働きかけをすることが可能であるという感覚を指すそうです。