2015/05/23

SFマインドを持っている経営者

 
岡田斗司夫さんのメールマガジンを愛読している。
先日面白い投稿があった。それは「SFマインドを持った経営者とは?」というテーマに対するコメントだ。
SFマインドを持った経営者は、何がどう違うのか?
端的にいうと、それをもっていない経営者は、新しいテクノロジーが生まれたときに、それを従来の技術と置き換えたり、その技術を今の世の中にどう適合させようか腐心をする。それでお金が儲からないか考える。
しかし、SFマインドを持った経営者は、新しいテクノロジーが生まれた時に、従来の技術と置き換えたり、今の生活のなかでどう活かそうか考えるのではなく、それによって社会や人々の生活そのものが、どう変化するかを考え、一手を打つという発想になるのだそうだ。
その具体例としてyoutubeとニコ動を取り上げ、youtubeはテレビ局の代替レベルにとどまっていて、SFマインドそれほどないといっているんだけど、ニコ動はSFマインドを持っていると述べている。
それは、ドワンゴが「メガチャンネル時代になったら、みんなは番組を見るのではなくて、番組に参加するようになるに違いない。そうなったら、コメントをつけやすい番組とか、盛り上がりや炎上を共有させるようなプラットフォームだけが伸びていくだろう。」と想定したからだとのべている。こういうところが「SFマインド」を持っている証左なのだそうだ。
 
たとえば、ドローン一つ取っても、これを単なるおもちゃと捉えている人は前者だろう。しかし、ドローンの技術によって、どう生活がが変わるか、社会が変わるか考えようとしている人はSF的発想を持っていると言える。
(警察ドローンとか,広告ドローンとかの構想は聞いたことがある。きっと。私が生きている間にドローンが巨大化し、ドローンタクシーとかできるんじゃないかと思っている。そこまで生活が変化したら、どんなビジネスチャンスが生まれるのだろうか。)