2014/07/04

ビブリオバトルを授業でやってみた

勤務校の中2のクラスで初ビブリオバトル。どうなることやらと不安もあったけど、何事も挑戦、やってみることにした。
「ビブリオバトル」について初耳の人はこちらへ→クリック

勤務校バージョンのビブリオのシステム
1、6人グループを作る
2、一人2〜3分プレゼンを行い、その後質疑応答などのディスカッション。(合計の持ち時間は4分)
3、グループごとに「チャンプ本」を一冊決定。
4、各グループの「チャンプ本」が集まり、頂上決戦。クラスのチャンプ本を決定する。
5、iPadで映像を撮影しておき、それを文化祭でパブリックビューイング!

正式なルールとの違い
・前もってブックガイドを作成し(課外)、それを製本して配った。
・ブックガイドを書いているため、話す内容に詰まる生徒はいなかったが、ノー原稿で話すのが難しい生徒もいた。
・発表時間を5分から3分へと短縮した。
・ディスカッションの時間が1・2分程度しかとれなかった。
・今回は「理科系の本」から紹介することとした。
だいぶ簡略版になってしまったが、それでも子どもたちはかなりノリノリで取り組んでくれたことと思う。
ビブリオバトル「公式ガイドブック!」(という名のブックガイド)

ブックガイドの紙面


やってみてどうだったか
放課後、学校司書のNさんとふり返りをした。
・普通の本紹介よりも時間や内容がぎゅっと凝縮されている気がする。
・ビブリオバトルの方が、本を売り込み、PRする要素が強くなるのでは?
・本の内容(理科系など)によっては、関心がない分野だと質疑応答が盛り上がらなかった。
・「バトル」という言葉の響きほど、争うという雰囲気はない。ゲーム感覚で意欲的に取り組ませる仕掛けとしては、これも有効なのではないか。
・継続して繰り返すことが重要。何回も繰り返すことで、今まで読んだお気に入りの本だけでなく、新たに本を読まざるを得なくなり、本を読むサイクルを加速させることができる。

それと、技術的なこともひと言。
今回は各グループ一台のiPadで生徒が撮影をした。
小グループで同時展開していたが、かなり明瞭に音声も撮れている。
プレゼンターの声が聞き取れないという心配はなかった。また、iCloudで共有すれば、自分持ちのMacBookにすぐに同期できるので、各グループの動画を簡単に収集することができることもわかった。
来週は他の3クラスでも行う予定。
時間がなくて子どもからのフィードバックをとることができなかったので、今度は生徒からの反応も探ってみたいと思う。