2014/07/08

効果的な教え方が効果的な学び方につながるとは限らない

今日はiPadを使った国語の授業を行った。
あるソフトを使って、やや複雑な操作をしながら学んでいくのだが、その複雑な操作の説明を、私は、スクリーンの前で、生徒と同じ動きで実演して見せて説明をした。
授業後、授業を見ていた副校長先生が私のところに来て、コメントをしてくれた。(ちなみに副校長先生はICT教育について造詣が深く、私が尊敬している先生である)
「○○先生、子どもたちに操作のやり方を実演して見せたでしょ、確かに、操作を説明するのには、あれが一番伝わりやすいんだけど、あれだと次に子どもたちが自分で操作するときに覚えていないんだよね。私もいろんな授業でさんざん経験してきたんだけど、やはり、ああいう操作についてはマニュアルを作って、それを自分で読み取らせて操作をさせた方が、次に自分で使うときに覚えているものなんだよ。ちょっとした違いなんだけどね。」
効果的な教え方(効率的な伝え方というべきか?)が、生徒の身にならないこともあるというのを痛感した次第である。