2014/07/09

教科のタコツボにはまっていたら「教科固有の学力」なんて見えてこない。

次の学習指導要領で間違いなく問題になるのが、教科固有の学力と、教科を超えた学力の議論だ。
子どもの学力の総体を考えたときに、自分の教科がどの部分を担うことができるか、その精査が必要だ。
そのときに様々な教科の教師と語り合うことから得るものがとても大きいと思う。
そのやりとりを抜きに「教科の本質は……」とか、「教科固有の……」とのたまうのは、独断であり、独善であるとも思う。
大学院では様々な教科を専攻する学生でチームを作りディスカッションを行った。今の校内研でも、他教科をミックスしたグループで授業を見合う。そうしたやりとりをしていくと、必然的に「子どもにとって、国語科ってどんな意味があるんだ?」と内省せざるをえない。

文科省でも、学習指導要領や学力テストに様々な教科のスタッフを意識的に入れるべきではないだろうか。