2012/12/19

教育とマインドコントロールはどう違うか

教育実習のガイダンスということで、実習を控える大学2年生の学生に「道徳教育」についてお話をさせていただくこととなった。
で、「道徳教育」なんて最も苦手とする分野だけど、私なりの「道徳教育」についての思いを伝えたいと思う。

次のような流れで講義をしようと思っている。(45分です)

以下、メモ


『水からの伝言』の「水の結晶」の写真を見せる。

この写真を見てどう感じたか? ノートに書いてください。
肯定的な意見を机間指導して拾い、発言してもらう。

さて、この写真を使って道徳の授業をするとしたら、どんなふうに使いますか?
→肯定的な意見、否定的な意見の双方を

→教育は時としてマインドコントロールとして働くことがある。

「マインドコントロールと教育とはどう違うのか」、
→意見を交わす

マインドコントロールと教育の違いについて私見を披露。

では、このような「教育」をするために、どのようなアプローチができるでしょう?

道徳(モラル)何を一番身につけて欲しい、伝えたいか?
→道徳の指導項目を紹介

たとえば、「いじめ」について取り上げるとする。
「いじめ」について考えて欲しいときに、どのようなアプローチがあるか?

たとえば、次のような取り組みを紹介。

「体験から学ぶ」
グループエンカウンター
プロジェクトアドベンチャー

「一緒になって活動する」
文化祭・運動会・学級でのさまざまな活動

「他者の存在を受け入れる」
朝や帰りの会
学級通信
昼食の時間
席替え
そうじ

「多様な価値観を学ぶ」
教科の授業

「道徳」は「道徳の時間」でのみ教えるわけではない。
すべての教育活動を通して「道徳」を教えていく。

ヒドゥンカリキュラム

担任の感化

 信:子どもと教師、親と教師の間の信頼感はあるのか。
 敬:尊敬されているか、敬遠されていないか。
 慕:慕われているか。

背中で語る
一貫性

それらの前提の上に「道徳の時間」はある。

「道徳の時間」

資料の選択
・上から目線の道徳
・下から目線の道徳「偉人伝」
・「他人事」から「我が事」へ

カギは「思考力・判断力・表現力」そして「想像力と共感力」

資料の持つ力
「ボロ」読み聞かせ