人は経験を意味付けながら生きている。
それは脳が発達しすぎた動物の宿命のようなものだ。
こうした結果……となった。
これは……が原因だ。
こうなったのは……に違いない。
しかし、えてして、前向きであればあるほど、都合の良い解釈、「わかりやすい」結論、お気楽な物語に持っていきたがる。
基本的に超ポジティブ志向な私はこの落とし穴にはまりやすい。
「わかりやすさ」を追い求めるあまり、目を背けている部分はないだろうか?
まだ光の当たっていない部分はないだろうか?
わからないことに向き合う「めんどくささ」とじっくり付き合おうとしているか。
あまりにも楽観的すぎる自分は、少しでもバランスを取るために、そういうことを反動的に反省してみたくなる。