全国のことどもたちに会う機会がある、ある方に、大変興味深いことを聞いた。
それは、西日本の子は、東北の子どもと比べて明らかに反応がよいということだ。
よくしゃべり、よく笑う。
ここから先は類推だが、西日本の子どもは、一次的ことばと二次的ことば(岡本夏木)との壁があまりないらしい。
つまり、頭の中で方言で考え、しゃべりも方言で話す。だからストレートに感情を表出できる。
一方、東北では、頭の中では方言でも、しゃべりのときには共通語に変換する作業が入るため、反応が慎重になるらしい。
という仮説だった。
学校でも、授業で方言を使う地域と、共通語を使う地域とでは少なからず影響があるはずだ。
私自身は、ほとんど共通語で話し、方言を意識しない地域に育ったので、そういう言葉の問題はものすごく興味がある。
そういう研究はないだろうか?