夏休みの宿題は、作文コンクールに向けての作文を各自で書いて提出させることにしている。長い休みなので、一年に一度くらいは5枚くらいのまとまった量の文章を書く経験をさせたいと思うからだ。
コンクールに向けての指導めいたことはほとんどしていない(添削したり、書き直させたり)。
しかし、今年から次のような”必勝法”を伝授することにした。(必勝法というほどのものではないが)
作文コンクールを全力で取り組みたい人へ
~コンクール必勝の極意~
一、自分にしかかけないオリジナリティーある経験やインパクトのある内容を目指そう。(身近な出来事やとっておきの経験などは好印象!)
二、HPなどで、過去の入賞作などを調べ、どのような作品が良い作文なのか、じっくりと対策を練ろう。(コピペは厳禁!)
三、作文テーマに関連する情報を本で読んだり、人に聞いたり、ネットで調べるなどの取材をしよう。
四、必ず事前に構想メモを書き、全体の構成を考えて、バランスの整った記述を心がけよう。
五、作文の構想や下書きを、家族や他の人に話し、色々な人からアドバイスをしてもらおう。
六、作文の文章量は規定を守ろう。(入賞者は、最後の行まで埋めて書いています)
七、もちろん、清書は濃く、大きく、丁寧な読みやすい字で。濃い鉛筆かペン書きで清書するのがおすすめです。
~自分にしか書けないことを、自分の言葉で、そして、誰が読んでもわかるように~
しかし、作文コンクールにせよ、何にせよ、作文は圧倒的に内容、話題が一番だ。どんなレトリックを駆使したところで、内容が魅力的なものを取り上げないことには、厚化粧をしているだけ醜悪だ。中身のない美文ほどむなしいものはない。