2014/09/02

研究授業の時間捻出法

毎月校内研で研究授業を行っている。
校内研では、学校で追求する研究テーマに沿って、様々な教科の先生方が授業をし、それを見合っていく。
しかし、なかなか中学校では校内で研究授業を行う時間を設定するのが難しいのが実態だろう。
そこで、うちでは次のようにやりくりをしている。
・1~6時間目を40分授業で行う。
・放課後の掃除をカットし、6時間目で展開学級の生徒以外は下校する。
・研究授業を全職員で参観する。
・研究授業後すぐに、ふりかえりの会を30~40分程度行う。

中学校教師にとって、他教科の授業を見ても正直あまりわからない、そこで、参観する際には次のような視点が示される。
・特に着目するグループ(生徒)について(事前に指定される)
・校内の研究テーマについて(例 思考・判断・表現の観点から)
・ティームティーチングの効果について
・自分の教科に当てはめて考えたこと、など

この上記のような観点を念頭に置いて授業を参観し、そして短時間、、様々な教科の先生がまざって小グループを作り、意見をわいわい出し合う。そして、グループで出された意見を全体でシェアし合う。

「研究授業」というと、やる方も見る方も、普段よりは構えて取り組みたくなってしまうが、こうしてごく日常の授業をお互いに見あっている。(指導案はA42枚のみ!)、授業を見たすぐ後に(これがポイントだったりする)、短時間で、その場で感じたことをシェアし合うこの研究授業のスタイルは、気軽に取り組め、授業を観る目を鍛えることのできる良い方法であると感じている。