2015/06/06

授業が教科書を規定するのか、教科書が授業を規定するのか

さて、どっちだろう?
よく国語の授業で批判のやり玉に挙げられるのが、文学的文章を何時間も取り上げる授業実践。
あれ、もし教科書に載っている教材が、いまの十倍の量になったら、そんな時間で取り上げることはできなくなるだろう。
「年度内に教科書を終わらせる」という圧力は、学習指導要領なんかよりもずっとずっと先生方のプレッシャーとして大きい。
いっそのこと、全部取り上げると終わらないくらいの量の教材にしてしまって生徒の実態や学習指導要領に合わせて教師が軽重をつけて教材をチョイスできるようにしたらいいと思っている。
(最近の教科書は、本編と補助資料として、そういうアレンジが可能な編集になってきている)