2015/06/15

【実習生指導】課題に対するアウトプットの方法を示す

明日から2人の実習生の授業実習が始まる。今日はその前段階として明日の授業の流れを聞いて指導をしていった。
で、どうやら実習生の授業プランに欠けているものは「課題に対するアウトプットの方法」らしいということが分かった。
例えば「授業でやる内容を考えてきてね」というとこんな感じで「準備」をしてくる。
 
授業内容
・登場人物の設定の確認
・場面構成の整理
以上。
 
確かに授業で取り上げるべきこと、やるべきことが書かれているんだけど、「それをどうやってやるのか」「生徒がどのようにアウトプットするのか」というところまで示されていない。だから具体的な活動がイメージできない。「やるべき課題があったら、それに沿ったアウトプットの方法を考えるべし」という指導をした。
例えば、登場人物の設定の確認だったら、「二人の登場人物を比較の観点を設定してマトリックスを作って整理する」とか、
「場面構成の整理」だったら、「回想場面の部分をマーカーで色分けする」とか、「それぞれの場面に、テレビドラマのようなタイトルを考えてみる」のように。
こういう具体的な活動レベルまで落とし込んでいないと「さあやりましょう」「分かった人?」「黒板にまとめてみます」といった形の「黒板の写経」になってしまう。
そういう「アウトプット」の方法は、経験の浅い実習生にとっては「持ちネタ」の引き出しは乏しいだろうから、こちらの方で、さまざまな例を紹介して参考にしてもらっている。そのモデルをまねしたりアレンジしながら自分の授業を作っていってもらうようにさせている。