実践的研究家(研究的実践家)にとっては、実践と理論をつなぐ嗅覚のような感性は必要だと思う。
実践にもよいものとそうでないものはあるし、理論だってすべて優れているわけではない。
ともあれ、膨大なエビデンスに日々触れることのできる実践家として胸を張っていきたいと思う。
理論や実践はイデオロギーであってはならない。本質に近づくための手段でなければならない。
イデオロギーになったとたん、本質から目を背けてしまうようになる。
私にとっては、理論は「メガネ」、いいメガネは本質がよく見える。
しかし、見るべきものに気づかず、見ようとしない人には本質はとらえられない。
そして、いくらいいメガネを持っていたとしても、実践が伴わなければ現実を変えることはできない。